新NISAやインデックス投資を調べると、必ずといっていいほど出てくる「オルカン」という言葉。
「なんか聞いたことある気がするけど、詳しくは知らない」という方も多いと思います。この記事では、オルカンとは何か、なぜこんなに人気なのかをわかりやすく解説します。
オルカンとは?
オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」という投資信託の愛称です。三菱UFJアセットマネジメントが運用しています。
正式名称が長いので、みんな「オルカン」と呼んでいます。「オールカントリー(全世界)」を略したものです。
その名の通り、世界中の株式市場に投資するファンドです。
何に投資しているの?
オルカンが投資しているのは、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」という指標に連動した株式です。
具体的には、先進国23カ国+新興国24カ国、合計47カ国・約2900社以上の株式に投資しています。
国別の内訳はおおよそ以下の通りです(変動します):
- アメリカ:約60〜65%
- 日本:約5〜6%
- イギリス・フランスなど欧州:約15%
- 新興国(中国・インドなど):約10〜15%
アメリカが大半を占めますが、世界中に分散されているのが特徴です。
オルカンのメリット
1. 世界中に分散できる
1本買うだけで約2900社以上に投資できます。「特定の国や企業に依存しない」という安心感があります。たとえばアメリカが不調でも、他の国が補ってくれる可能性があります。
2. コストが超低い
信託報酬は年0.05775%(税込)と業界最低水準です。100万円運用しても年間577円程度。長期投資では、このコストの安さが大きな差になります。
3. ほったらかしでOK
自分でリバランス(配分の調整)する必要がありません。ファンド側が自動的に各国・各企業の比率を調整してくれます。
4. 新NISAのつみたて投資枠の対象
金融庁が認定しているので、非課税で積み立てられます。
オルカンのデメリット
📚 投資初心者におすすめの本
まずはこれを読むべし、と推奨される名著です。筆者も実際に読んで投資を始めるきっかけになった1冊です。
投資だけではなくお金のこと全般について、しっかりと勉強できます。
1. アメリカの比率が高い
「全世界」といいながら、実はアメリカ株が60%以上を占めます。アメリカ経済が長期的に低迷すれば、影響を受けやすい面もあります。
2. 短期では大きなリターンを狙えない
世界平均に連動するため、急激に大きく増えることはありません。10年・20年単位でじっくり育てる商品です。
3. 為替リスクがある
海外資産への投資なので、円高になると円換算の資産価値が下がります。
オルカンはどこで買える?
楽天証券やSBI証券などのネット証券で購入できます。新NISAのつみたて投資枠から購入すれば、利益が非課税になります。
月100円から積み立てできるので、少額から始めることも可能です。
まとめ
- オルカンとは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称
- 世界約47カ国・2900社以上に1本で投資できる
- 信託報酬が業界最低水準で、コストが安い
- ほったらかし積み立てに最適
- 新NISAのつみたて投資枠対象なので非課税で運用できる
「どれを買えばいいかわからない」という初心者の方に、まず候補として挙げたい筆頭がこのオルカンです。次の記事では、オルカンと並んで人気のS&P500についても解説しています。
次回は「S&P500とは?初心者向け解説」について解説します。

