新NISAは非常にお得な制度ですが、「デメリットはないの?」「注意点を知りたい」という声もよく聞きます。
何でも良いことばかりではないはず、という疑問は正しいです。この記事では、新NISAのデメリットと注意点を正直に解説します。
新NISAのデメリット一覧
1. 元本割れのリスクがある
新NISAはあくまで「非課税で投資できる口座」です。投資している以上、資産価値が下がるリスクは当然あります。
元本保証はありません。これはどんな投資商品でも同じです。市場が暴落すれば、口座の中の資産も減ります。
ただし、インデックスファンドをコツコツ長期積み立てする場合、過去のデータでは20年以上保有すれば元本割れのリスクは大幅に下がるとされています。
2. 損益通算ができない
損益通算とは、通常の課税口座(特定口座)では、ある銘柄で損をした場合、他の銘柄で出た利益と相殺(損益通算)できるといった、税負担を減らせる仕組みです。
しかしNISA口座では損益通算ができません。NISA内で損失が出ても、他の口座の利益と相殺できないので、場合によっては不利になることがあります。
3. 非課税枠は使い切ると復活しない(年内は)
NISAの非課税枠は、一度使ったら年内は復活しません。たとえばつみたて投資枠120万円を使い切って、その後一部売却しても、同じ年に再投資しても非課税枠は復活しません。
ただし、翌年には売却した分の枠が復活します(生涯投資枠の中で)。
4. 口座は1人1つしか持てない
新NISAは1人につき1口座しか開設できません。証券会社を変えたい場合は手続きが必要で、少し手間がかかります。
また、証券会社によって取扱商品が異なるので、最初にどこで開くかをしっかり選ぶことが大切です。
私エイジは楽天証券を使っています。
5. 短期売買には向いていない
新NISAは長期積み立てのためにデザインされた制度です。頻繁に売買して短期利益を狙うような使い方はできません。技術的にはできますが、メリットを活かしきれないのかなと思います。
デメリットを踏まえても新NISAはやるべき?
はっきり言うと、ほとんどの人にとってやるべき制度です。
デメリットは確かにありますが、
- 元本割れリスクは長期積み立てで大幅に低減できる
- 損益通算できない点は、そもそも損が出にくい運用をすれば気にならない
- 1口座制限も、最初から信頼できる証券会社を選べば問題ない
一方でメリットは「利益に税金がかからない」という非常に大きなものがあります。20%の税金が永遠にかからないというのは、長期積み立てにおいて非常に大きな差になります。
注意点:やってはいけない使い方
📚 投資初心者におすすめの本
まずはこれを読むべし、と推奨される名著です。筆者も実際に読んで投資を始めるきっかけになった1冊です。
投資だけではなくお金のこと全般について、しっかりと勉強できます。
- 生活費を削って無理に積み立てる:緊急時に売却を余儀なくされる
- 暴落時に売ってしまう:損失確定+非課税枠の無駄使いになる
- 短期目線で頻繁に売買する:手数料や機会損失が増える
まとめ
新NISAのデメリットをまとめます。
- 元本割れリスクはある(投資全般に言えること)
- 損益通算ができない
- 非課税枠を年内に使い切ると同年は復活しない
- 口座は1人1つのみ
- 短期売買には向かない
ただし、これらのデメリットを踏まえても、長期積み立てを前提とした使い方であれば、新NISAは非常に優れた制度です。デメリットを理解した上で、賢く活用しましょう。
次回は「投資は怖い?初心者が不安を減らす方法」について解説します。

