「オルカンとS&P500、どっちを選べばいいの?」
これは投資初心者から最もよく聞かれる質問のひとつです。どちらも超人気ファンドで、どちらを選んでもほぼ正解と言われていますが、それでも「どっちか選べ」と言われると悩みますよね。
この記事では、2つのファンドを比較しながら、選び方のヒントをお伝えします。
まず結論から
どちらを選んでも正解です。
ただし、あえて初心者へのおすすめを一つ言うなら、オルカン(全世界株式)を選ぶ人が多いです。理由は後ほど説明します。
最近は、某学長も「オルカン1本」とおっしゃってますね。
2つのファンドを比較
| 項目 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 世界47カ国・約2900社 | アメリカ500社 |
| 米国比率 | 約60〜65% | 100% |
| 信託報酬 | 約0.058% | 約0.094% |
| 過去リターン(長期) | やや低め | やや高め |
| 分散効果 | 高い | やや低い |
| 初心者向け | ◎ | ○ |
オルカンのメリット・デメリット
メリット
- 世界中に分散されているので「1カ国に依存しない」安心感がある
- 信託報酬が若干安い
- 「これ1本で全世界をカバー」というシンプルさ
デメリット
- S&P500と比べると過去リターンがやや低い
- 結局アメリカ比率が60%以上なので、完全な分散にはならない
S&P500のメリット・デメリット
メリット
- 過去の長期リターンがオルカンより高い傾向
- アメリカ経済・テクノロジーセクターへの集中投資
- 構成企業が超有名どころばかりで理解しやすい
デメリット
- アメリカ一極集中なので、アメリカが低迷すると直撃を受ける
- 信託報酬がオルカンより若干高い(といっても誤差レベル)
過去リターンはS&P500が優勢
📚 投資初心者におすすめの本
まずはこれを読むべし、と推奨される名著です。筆者も実際に読んで投資を始めるきっかけになった1冊です。
投資だけではなくお金のこと全般について、しっかりと勉強できます。
過去10〜20年のデータを見ると、S&P500の方がオルカンより高いリターンを出しています。
これはアメリカのIT企業(GAFA・NVIDIA等)が圧倒的な成長を遂げてきたからです。
ただし、「過去の実績は将来の保証ではない」というのが投資の鉄則。今後もアメリカが世界をリードし続けるかどうかはわかりません。
結局どっちを選ぶべき?
考え方はシンプルです。
「アメリカの成長を信じるならS&P500、世界全体に任せたいならオルカン」
- 「アメリカがこれからも世界をリードすると思う」→ S&P500
- 「特定の国に依存したくない、とにかく分散したい」→ オルカン
- 「どっちでもいいから早く決めたい」→ オルカン(シンプルさで選ぶ)
迷ったときは両方買う手もある
「どうしても決められない」という方は、両方を買う選択肢もあります。
たとえば、オルカンとS&P500を50:50で積み立てると、自然とアメリカ比率が上がります。「世界全体も押さえつつ、アメリカにも少し重点を置く」というバランスになります。
ただし、2つ以上持つと管理が複雑になるので、最初はどちらか1本に絞るのがおすすめです。
と書いてはいるものの、私エイジは最初からオルカンとS&P500の2本買いでした。それぞれ目的は違うのですが、それはまた今度に。
まとめ
- オルカンとS&P500は、どちらを選んでも長期積み立てには適している
- 過去リターンはS&P500がやや優勢
- 分散効果と安心感ではオルカンが上
- 迷ったら「オルカン1本」でシンプルに始めるのがおすすめ
- 慣れてきたら自分の考えに合わせて調整しよう
どちらを選ぶかより、選んだあとにコツコツ続けることの方がずっと大事です。「完璧な答え」を探して始めるのが遅くなるよりも、まずは一歩踏み出しましょう。長期投資は時間が最大の武器です。
次回は「新NISAは月いくら積み立てるべき?」について解説します。

